暮れの餅つきのこと、もう少し詳しく書きます。
30升もの餅をつくのですから、家族総出の大仕事です。数日前から準備は始まります。丸めたお餅を置く棚をそうじしたり、もち米を10升ずついれる容器や臼の洗浄、洗米などなど。仕事も家事も終えてさらにこんな大変な準備を、義理のおかあさんとおとうさんは黙々とやっています。私は米を10升ずつ数えて樽に入れるのを手伝いましたが、数え間違えて何度もやり直す始末。
当日はあちこちから親戚が集まって大人だけで17人、子供6人(乳飲み子から小学生まで)?いや数え間違いか。とにかく大勢集まります。お米を蒸し、ついてまるめるという作業をやります。
餅つきには、だいがらというものを使います。長い杵の柄を足で踏み、てこの原理で餅をつく仕組みです。足を滑らせると臼のそばで餅を返している人にあたって大怪我します。私も1度だけオットーさんとやりましたが、餅を返すタイミングが難しくて危うく手がつぶされそうになり、怖くて夜うなされました(笑)。


その間、子供たちはたこあげしたり、しゃぼんだまを吹いたり楽しそうに遊んでいました。ぼんずもその輪に加わってしゃぼんだまデビュー。はとこのおねえちゃんが、「ぼんずくん、これから田んぼに行くけど、一緒に来る?」って誘ってくれます。もちろんぼんずは何のことかわからず、初めはもじもじしてましたが、私の手を離れてついていきました。子供のパワーってすごい。
皆が餅をついている間、私とおかあさんは台所でお昼の用意をします。カレーライスとポテトサラダ、鶏のソテー、紅白なます、つみれの澄まし汁、あともう2品くらいあったけど思い出せない。ここは給食室ですかっていうくらい大きなおなべをぐるぐるかき回して作りました。さすが毎年のことだけあって、おかあさんはてきぱきと料理をこしらえていきます。私はその周りを衛星のようにくるくるまわって、お皿を用意したり盛り付けたり。楽しかった。食事は一度に全員は無理なので、食べられる人からという感じ。
それからも餅を作り続け、日の暮れるころにやっと終わり。後片づけをして、親戚の方たちは三々五々に家に戻っていきます。おとうさんは作った餅を各所へ届け、おかあさんは片付けのあとに夕飯作り、休みなし。本当にすごいです。
そんな風にしてできたお餅は、おとうさんとおかあさんの気持ちがいっぱいこもってるようで、とても美味しいです。こんなこといつまで続けられるかわからないけど、やれるところまでやるとお二人は言ってくれます。今までもっとお手伝いしてたらって思いました。これからもできるだけ暮れには帰りたいなあ。大切な家族のイベントだもの。
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