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「In Praise of Stay-at-Home Moms」を読みました。その1

やっと読みました。辞書をひかずに読み通すのが難しかったのと(というわけで理解した内容は100%じゃないと思われ)、読むのが辛かった部分があったので、のろのろしていました。前にも書きましたが、著者のDr. Laura Schlessingerというひとは家での育児を勧めているひとで、家族の悩み相談番組の人気パーソナリティ。自身も35歳までバリバリキャリアウーマンだったのが、ふと子どもがほしくなって母になってからは専業母の大切さを実感し、世に広めているというわけです。だって30年もラジオやってたんだろーにと思いながら読み進めると、彼女は子どもが寝た9時以降や、学校に行っている間にラジオの仕事をしていたらしい。託児所(デイケア)やプレスクールの類には一切入れず、出張があったときには、子どもの学校の先生に1週間分の宿題を聞いて、子どもを出張先に連れて行って宿題をさせていたそうです。

親がなぜ子どもと一緒にいる時間が大切なのかということを、ラジオのリスナーからのメッセージを織り交ぜながら説いてるんですが、本の半分以上は、専業ママはすばらしい、託児所&ベビーシッターがしょーもないという内容でした。ここの部分はたぶん、仕事をやめて育児に専念しようか迷っている母親たちの背中を押すためにあるんだと思います。

読んでいくうちに、アメリカのフェミニズムの浸透ぶりに改めて驚きました。共働きがあたりまえの社会では、専業主婦というのはものすごく少数派で、学がないと思われるような差別の対象らしいです。だからあえてその道を選んだ人は、自分を助けてくれる同じ専業主婦のネットワークも少ないし、親や兄弟からは子どもを虐待してる(託児所に預けないなんて社会性が身につかないじゃないか、などなど)と説教されるし、大黒柱として働いてくれるように旦那を説得するのも大変。日本の「三歳児神話」に悩まされるワーキングマザーが聞いたら羨ましい話かもしれません。

もうひとつ思ったのは、人は自分の過去に影響されて生きていくし、そういう自分を認めてもらいたいんだということでした。たくさんのリスナーからの手紙が載ってるんですが、専業主婦になった理由として、自分の母親が早くに死んでしまいとても寂しい思いをしたので、自分はこどもとできるだけ一緒にいてあげたいとか、託児所で過ごすのが子どもの頃とても辛かったとか、他にも読んで涙がこぼれる話もありました。いろんな想いがあって専業主婦になったのに、学校をろくに出てないからだとかおかしいとか言われたら、それは辛いですよね。

それがあっての反撃なのでしょうが、子どもは親と一緒にいるのが一番、託児所の職員は親ほど子どもを愛さない、託児所に入れられている子どもは可哀想、などのくだりは読むのが辛かった。だって、親が専業主婦だから子どもが良く育つなんて、私の知っている範囲ではまったく根拠がない話。好きで働く母になったわけじゃない人もいるだろうにそこまで、とも思いました。

どっちが正しいという話じゃない。子どもに良いとか悪いとかじゃなくて、自分が何をやりたいかだと思う。そこをすりかえると「あなたのためよ」っていうおかあさんになってしまうような気がします。私は絶対、ぼんずには自分が好きだからあなたのそばにいるって言いたい。言いたいのだけど。

やっぱり専業主婦の無力感みたいなものにどーんと突き落とされることもあるし、これからずっと自分はこのままなのか、自分の人生どーしようとか、他のママさんたちは仕事もして子育ても両立してるのに子育てだけで息切れしてる自分ってとか、他の専業ママは料理も家事も上手なのに自分は相変わらず掃除機で部屋を丸く吸ってるとか、ぼんずに八つ当たりして怒鳴るくらいなら私が働いてぼんずは託児所に入ったほうがぼんずのためなんじゃないかとか、オットーさんに家計を任せて申し訳ないとか、いろいろ葛藤があったのでこの本を読み始めたんです。読んですっきりしました。日本でいうと細木数子の位置にいると思われるドクター・ローラから学んだこと、また今度書きます。

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