昨日のエントリの続きです。あれからご指摘をいただいて、いろいろ調べました。私の書いたことで、ワクチンの接種を怖がらせてしまったり、何かを煽ったりするようなことがあればお詫びします。私は専門家でもなんでもなく、自分が得た情報を整理することと、それによって読んだ方からさらに情報をいただきたいという目的でこのブログを書いています。ご了承ください。
まずはっきりしたのは、ワクチンに含まれる水銀化合物(と呼んでいいのか)(Thimerosal チメロサール)は、エチル水銀を含んでおり、魚や水道水に含まれるメチル水銀とは違うということです。メチル水銀の有毒性は今までに研究されてきましたが、エチル水銀の毒性については実はよくわかっていない。FDAのサイトでは、エチル水銀の毒性はメチル水銀と同等と考えるとありますが、CDCやFDAの総合的な意見は、特に目立った害は見られないとのこと(ややこしい)。これを信じるか否かで意見が分かれると思います。
このチメロサールは、ワクチンの保存料として使われています。どうして使われるかはこのサイトに詳しいです。
1バイアルに10人分入った新型インフルワクチンでは、注射の都度、10回注射針を突っ込むことになります。突っ込むとき、注射器から空気をブクブクッと押し込み、その圧で注射器にワクチンを吸い込みます。つまり、バイアルの封を切って10回目に注射される時には、10回ブクブクッと空気が押し込まれたものになります。これでは、空気中の細菌が入ってしまうんじゃないか(これをコンタミと言います)と思われますが、そこはどっこい、ワクチンに水銀が入っているからダイジョウブィ!という仕組みになっています。では、インフルエンザのワクチンは水銀と共に接種しなければならないのかといえば、そうではない。あらかじめ、注射器に充填した状態で製品化すれば、上記”泡ブクブク”の必要も無く水銀混入の必要もありません。やれば出来るのです。すでにノウハウはある。
というわけで、ワクチンには、予め注射器に充填されているSingle-doseのタイプと、上記のように複数回分multi-dose viralのタイプがあります。
ワクチンの摂取量と自閉症の発症数の関連をある学者が発表していらい、その安全性が問われることになり、ここ10年ほどはチメロサールを含まないタイプのワクチンの出荷がすすめられてきました。
CDCでは「これまでワクチンからチメロサールが排除または減量されてきた理由は、その毒性が証明されたからではなく、予防措置の一環である。」(中略)しかし、チメロサールを含むワクチンが少なくなってきた今でも、自閉症の患者は増え続けているのだそうです。今では、自閉症とチメロサールには関連性がないとする研究結果も出ています。
チメロサールとワクチンについては、このサイトが詳しかったです。
- 横浜市衛生研究所
- CDC General Questions and Answers on Thimerosal
- FDA Thimerosal in Vaccines
- FDA Thimerosal in Vaccines Questions and Answers
- The National Institute of Allergy and Infectious Diseases
昨日調べた時点でわからなかったのは、子供用のワクチンにチメロサールが含まれているか否かでした。CDCのサイトには、子供用の予防接種にはチメロサールを原則含まないと書いてはありますが、別のページでは、ある種のH1N1ワクチンにはチメロサールが含まれる。鼻スプレータイプには含まれていないとあります。ということは、注射タイプには子供用でも含まれるということなのかと思っていました。
これは仮定ですが、エチル水銀とメチル水銀の毒性が同等と考えれば、エチル水銀の1日の安全基準量は体重1kgあたり0.1マイクログラム(EPAの基準)。ぼんずは大体13kgぐらいですから、1日の上限が1.3マイクログラムということになります。
FDAで認可されているH1N1のワクチンにチメロサールはどのくらい含まれるのか。FDAのサイトには、
The multi-dose formulation contains thimerosal, added as a preservative; each 0.5 mL dose contains 24.5 mcg of mercury.
とあります。ぼんずが1回に接種するワクチンの摂取量は
For inactivated (injectable) vaccine, the dose for children aged 6-35 months is 0.25cc, and the dose for children aged 36 months-9 years is 0.5cc.
とあるので、0.25cc。単純に計算すると、24.5マイクログラムの半分で、12.25マイクログラムの水銀を注射から得ることになります。
http://www.cdc.gov/FLU/about/qa/vaxadmin.htm
つまりは安全基準を12.25÷1.3=9.4倍超えてしまうわけです。(昨日の25000倍とはえらい違いですね。)
それで前の質問に戻るけれど、本当に子供用のワクチンにチメロサールが添加されているのか。答えはFDAのサイトにありました。
FDA Update on the H1N1 Flu Vaccine and Antiviral Medications
http://www.fda.gov/downloads/ForHealthProfessionals/UCM185724.pdf
これによれば、チメロサールなしの注射もあるじゃないか!というわけで。
まとめると、
- 36ヶ月以下の子どものワクチンには、チメロサールは含まれていない。
- それ以上の子どもには、影響を心配するのであればチメロサールなしのワクチンを打たせる。
- 念のため、ワクチンを打つときには医者に確認する。
病院にチメロサール入りのしかなくてそれしか受けられない場合はそのとき考える(苦笑)。
大人への影響は、ここでは考えてません。それから、他の副作用についてはわからないので書きません。
長くてすみません。


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