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「The Happiest Kids on the Block」を読みました。その1

ぼんずのいやいやで困っていたときに、ふと図書館の棚で見かけて借りてきた本。1-4歳までの子どもの行動を、青信号(どんどんさせたいこと)、黄信号(警告)、赤信号(絶対やめさせたいこと)にわけて、それぞれの方法が詳しく書かれています。実践的で細かいのがよかったです。

この年齢の子どもたちは、冗談半分でいえばCaveman(はじめ人間ギャートルズ?)なのだそうです。脳が未発達なので、コミュニケーションのスキルも乏しいし、左脳と右脳の働きがアンバランスなので言葉を聞き分けるよりすぐに感情が爆発する。はじめ人間には、はじめ人間にもわかるように接してあげなければ伝わらないとあります。そして親は、子どもにとって大使のような存在であるべきなんだそうです。相手国(子ども)の意見を冷静に聞き、受け入れられないときは上手に対処し、受け入れるときには喜んで受け入れる。威圧的になってもへりくだってもいけない。

伝わるためにはどうしたらいいか。子どもへのコミュニケーションの基本は、Fast-Food-Rule(FFR )とTodder-ese(子ども語、というこの本の造語です)。Fast-Food-Ruleとは、ファストフード店でのコミュニケーション(こちらが注文したら店員はオウム返しに注文を繰り返す)を基本にして、子どもの気持ちを短い言葉で親が表現するという方法。例えば子どもがおもちゃを欲しがって泣き出したら、”You want, you want, you want that toy…Toy!!”と子どもの気持ちを言ってみる。そうすると子どもは自分の気持ちが通じたと感じ、たいていの場合は泣くのをやめる。そこでTodder-eseを使って簡単に”But, no…nooooooo! It’s someone’s toy. “と使っていけないことを教えられるというわけです。結構練習が必要だそうで、私も日本語で何度かやってみましたが難しいです。

このコミュニケーションを使う理由は、大人もそうですが、相手が言ったことを自分が理解しているということを示すには、相手の言葉をそのまま受け止め(共感)繰り返すことが効果的だからです。例えば誰かに不満を漏らしたとして、「それはよくないんじゃない?私が思うにね。。」とか「でも私の場合はこれこれで」なんて反応されるより、「あなたは辛かったのね」「こういうことがあなたは嫌だったのね」と言われると言われたほうがいいですよね。子どもだって同じ、という理論。

それから、子供の性格によって接し方を考えなければいけないとありました。ぼんずのようなシャイな性格(新しい物事を恐れる、知らない人に会ったときはにこりともせず、バイバイするときだけにこやか、用心深い、ごめんなさいは比較的いいやすい)の子どもには、忍耐強く敬意を持って接すれば、ハッピーで自信を持つ子どもに育てられるそうです。逆にプレッシャーを与えたり大声で怒鳴ったり非難すれば、このタイプの子は臆病でかたくなになってしまうとか。気をつけます。

困ったことへの対処ばかりの育児本が多い中で、どんどんさせたいこと(青信号)への促し方が書いてあったのがよかったです。前に書いたパティ・ウィフラーの本にも共通するないようでした。子どもと絆を深めることがなければ、何かを本当にやめさせたい時、しつけをしたいときに効き目がないそうです。それはそうですよね。上手にほめてあげたり、子どもの目線で一緒に遊んであげたり、いつも自分が負けっぱなしと思っている子どもに誇りを持つ機会を与えたりすることは、しかるより大事なことかもしれません。子どもとどうやって接してよいか悩むこともあるので、参考になりました。

例をあげると、

  1. タイムイン - 褒める、注目する、ご褒美を与えるなど。
  2. 自信を与える - 選択権を与える、大人が子どもに勝たせる。
  3. 我慢を教える - 待たせる、深呼吸を教える
  4. 日課を作る - 寝る前のお話、スペシャルタイム、心の安定のためにライナスの毛布のようなお気に入りを与える
  5. 優しさの芽を育てる - お話を使って、道徳やマナーを教える

1のほめ方で面白かったのは、他の大人やお気に入りのぬいぐるみなどに、ほめたいことをうわさするという方法。例えばぼんずが何かよいことをしたら、あとでオットーさんに「今日ぼんずは、これこれこういういいことをしたんだよー」というと、ぼんずはものすごく嬉しそうな顔をします。ぬいぐるみとやっても効果ありでした。

2の子どもに勝たせる、というのは、例えば簡単なゲームをやって常に勝たせたり、「うわーぼんずすごいなあ、おかあさんいつも負けちゃうんだよなあ」と言う機会を作ることです。説明が下手ですみませんが。こういう機会はいつもあれこれ親からしつけされてへこみがちな子どもに自信を与えるそう。

3では、例えばお菓子をあげると言って、でもちょっと台所に行くから待っててねといって30秒くらい待たせる訓練をする、それからパニックになったときに自分で落ち着く習慣をつけるために、深呼吸を教えるんだそうです。魔法のスーハーなどといって、一緒に深呼吸の練習をさせるとありました。

感情表現を教えるのも大切だとか。悲しいのか、怒っているのか、嬉しいのか。絵を見ながら顔を作ってみる。怒ったら、それをいろんな言葉で表してみる。angry, furious, miffed, boiling, red-hot(怒る、にも程度によって表現が違います)など。子供は自分の感情をコントロールできるようになるんだそうです。

4のスペシャルタイムについて簡単に書きます。

スペシャルタイムとは、こどもに主導権を与える時間のことです。毎日10分でいいから設けるといいそうです。やり方は、子供がやりたいことを一緒にやる。ベッドで飛び跳ねたりお絵かきしたり、とにかくやりたいことはなるべくやらせる。怒ったり注意したり、遊びをこちらから提示することは一切なし。その間は電話が鳴っても取らないし、他の用事も一切しないで子どもに集中する。始まりと終わりの時間をタイマーなどを使って明確にする(これが一番大切)。お昼寝や夜寝る前には興奮しすぎるのでやらない。スペシャルタイムは普段の遊ぶ時間にプラスされるものであり、何かの代わりにしてはいけない。スペシャルタイムを取り上げるような罰を与えない。X「ご飯を食べなかったらスペシャルタイムはなし!」

毎日はできないのですが、私もぼんずとスペシャルタイムをやっています。やるとすっごく満ち足りた気持ちになれるし、ぼんずも普段やれないこと(私をベッドから落とすとか)ができて楽しそうです。

突っ走って次回に続きます。育児書オタクか>私

2 comments to 「The Happiest Kids on the Block」を読みました。その1

  • conchkun

    実践編のいくつかは言い方こそ違うけど、教科書に載ってたことだなと思いました。逆にきちんと育児書を読んだことのない私には、こっぺちゃんの「困った事への対処ばかりが多い」という感想が勉強になったよ~。

  • こっぺ

    おおっそうなんだ。教科書にも書いてあるくらいベーシックなのね。私が呼んだ範囲では、ってことなの。いろんな育児法があって面白いよ。実践するかどうかは別として(うぉい)

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