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いのちの食卓を読みました

料理を通して人生カウンセラーをやっちゃう人がいるらしいと気がついたのは、コウケンテツさんのおかあさんの話を聞いたときでした。あの人のお母さんも料 理家なのだそうですが、料理教室で生徒さんがお母さんの話を聞いて涙を流すそうです。料理教室にそんなポテンシャルがあったとは。

辰巳芳子さんの「いのちの食卓」を読みまして。この人の料理教室行った日には私、確実に泣いちゃうだろうなと思ったんです。今一番ほしい言葉がそのまんま書いてありました。

ここずっと何を悩んでいたかというと、10年以上専業主婦やってますが、料理の技術が何一つ蓄積されてないというかその日暮らしなことなんです。 買い物に出たらなんとなく目に付いたものを買い、なんとなく食べたいものを思い浮かべて料理を作る。作るのもそのときある料理のレシピ見てなんとなく。料 理が上手いんじゃなくてそのときに見たレシピがたまたま作りやすかったってことだけ。

もっと体系化したいというかテーマがほしいというか、上手くいえない んですけどその日やったことが手ごたえとして残り次に生かされるような食事作りがしたいなあと思っていたんです。それで目に入ったのが以下の文章。

日本の「風土」に気づき、何かひとつでも旬の食材をと、意識して求める。そしてそれを食べたときの自分の反応を感じてみることです。(中略)ど うやったらそれをおいしく食べられるのかを工夫して見つけ出し、それを一つ一つ自分の中にためこんでいくようにします。それがその人自身の知恵になりま す。日常生活のそうした小さな積み重ねが、ある日、自分でも思わない立ち上がりを見せるものです。

日々の食事について、何を食べたらいいだろうと悩んだり、疲れ果ててしまったり、いろいろあると思いますが、まずは、食べることはいのちの仕組 みにくみこまれていて、避けようのない大事なことなのだと悟ってください。そう覚悟を決めることによって、自分を励ますことができるのです。

あとこんな文章も。

お料理の記事とかお料理番組をみると、昔よりずっときらびやかなお料理がチラチラしていて、「私もしなきゃいけない」って思う。(略)自分の料理を他人の料理と比べるのは、日々料理をするものにとってはひとつの圧迫感かもしれません。

ハレの日とケの日があっていいってこと。なんかほっとします。料理上手さんのブログ読むと結構へこむことあるもの。

料理番組やレシピの4人分の呪縛っていうのもおもしろかった。出汁なんて2升くらいまとめて作っておけばいいのに4人分きっちりのレシピしか提案 しない。豚の角煮も多く作って展開すればいいのに長時間かけて4人分しか作らないなんてバカみたい、と。そうそう、4人分まずは作っちゃいますもんね。

もう師と拝んで弟子入りしたい。正座してぴっと気が引き締まる感じ。
最後の根元きこさんが寄せた文もとってもよかった。

実は辰巳さんのレシピで煮物を作ったことがあるのですが、素材重視な味付けなので素材いまいちで臨んでさんざんでした。これから作るときは気をつけます。いろいろレシピものっていたのですが一番作りたいのはスープ!本ももっと読みたいです。

書いてあるとおりに実行するのはもちろん無理ですが、ゆるーくゆるーく、楽しんでやろうと思ってます。

5 comments to いのちの食卓を読みました

  • Suzzy

    こんど貸してくださぁ~い。

    いのちのスープ、私も習いたいんですよ~。でも、この方のお教室、そりゃもう生きてるうちに習えるかってほどのウェイティングリストだそうですね。

    4人分のレシピ、確かに。多く作るべきものもあるし、4人じゃ多いってこともありますよね。未だに私が愛読している月刊誌のレシピは2人分に変わりました。核家族化とか、そういうのが影響してるんでしょうね。

  • Suzzy

    あっ、なんかポチッとした後に気がついたんですが、
    生きてるうちに、というのは、待ってるほうが、という意味です。
    ・・・なんかマズイ書き方でした。あはははは。

  • はーい。ほんかくてきに雨季が来る前にお会いしたいですね。きかくしまーす。
    そうそう、きょうの料理も二人分ですしね。
    生きてるうちに、って気がつきませんでしたから!なるほどそういう風にもよめますねえ。ふいちゃいましたよ。

  • クマコ

    先日、公園での送別会にて、
    ぼんず日記のファンであることを、ついに告白してしまった私です。
    いやーん、ちょっと恥ずかしかったけれど、言ってよかった!
    今日は、ちょっと勇気を出して(笑)書き込んでみます。

    クロワッサンの、辰巳芳子さんの特集号を持ってます。
    大切に扱われた野菜が、とても幸せそうにキラキラしていました。

    食べ物が分子レベルで体の細胞と入れ替わっている、食べるたびに生命が刷新されている、という話を、ここでもしています。

    このことを福岡伸一さんが言っていたと聞いた時、「こわーっ!」と恐怖を感じるのが先だったけれど、辰巳さんが語ったのを読むと、不思議と感動が先でした。そういうつもりで、本当に日々作って、食べて、生きているんだなぁ、この人は。って。

    うん、やっぱり、私も読み返してみて、背筋がなめ猫級に伸びました。ぼちぼち、ってかんじでがんばりたいです。

  • クマコさん、
    私もすごい恥ずかしかったけど、すうんごくうれしかったです。書き込みありがとうございます!
    その特集、前に見たことがあるかも。恐怖感て。。(笑)私はその学者さんを初めて知りましたよ。なるほどねー。辰巳さんだからってことはありますよね。
    なめ猫級って面白いわー。Hちゃんが、クマコさんはすごく面白いって話してくれたんですよ。今度またぜひお会いしましょう。

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