園の役員が終わって、さっそく久々の読書。マリオン・ネスルSafe Foodも読みたいんですけど、日本語が早いわねえ。というわけで、河合隼雄さんの「Q&Aこころの子育て」を読みました。ある方に面白いわよと勧めていただいたのですが、うん、面白い。河合さんの本はやっぱり深くて面白いのです。
この本はQ&A方式になっていて読みやすく、目次を読んだだけでも読みたい気持ちがわいてきます。でもここうもかかれています。「Q&Aなので、ハウツー的回答を期待される方もあろうが、読んでいただくとわかるとおり、ハウツーになってない。子育てはハウツー式に示せるものではないし、ハウツー型の子育てによって、不幸になっている子どもが多いと思うからである。」これが本書の狙いなのだそうです。何かのヒントになればよい、と。その狙い通りに読みました。
最近は子育てアドバイス的な本には興味がありませんでした。本の中に答えはないし、料理のレシピ本と一緒で自分に合うものに出会えるのは 100ページのうち1ページだけのことが多いので、読んでもねえ、と。実際読んでみて、河合さんにしかできないことが書かれているだけだと思いました。だけど、ヒントはある。さらっと読んでおいちょっと待てよ、と読み直すところもある。「」の会話の関西弁のやり取りも楽しい。全員関西弁だったら今の子育てに存在するある種の緊張感が取れるんじゃないかと関東圏出身の私は思ったりします。内容は全部子育ての悩みの話だけれども、読んでいくうちにその背景の日本社会の全体像が見えてくる。今の親たちはなぜ孤立してるのか、昔と何が変わったのか。現代の子育ての難しさが見えてくる。
ここのところ、育児法をうっちゃって本能で子育てしてます。(笑) 怒鳴りっぱなしだしやりたい放題。いろんな情報は聞くけど、この年齢ではこれを気にかけなければ、ってことはわかっちゃいるけど染み付いてない。そんなんだったら聞かないほうがまし。でもこれ読んでやっぱり心がけようとひとつだけ思ったことは、待つこと。5秒、10秒待ってみる。そうすると子どもは面白いことを言ったりやったりする。それが面白くて待つ。待つときにイライラして待ってるのに、と思って待っちゃいけない。子どもはそういうのを感じ取るから、だそうです。なるほどと思い出すのは、早く靴下をはけ!と怒鳴って直後にぼんずを見ると、今はいてるよっ!と奮闘してたりする。もう言わないで!と耳をふさいでたりもする。待ってぼんずの様子をみなきゃいけないなあ、と思っていたところなのです。
誕生から思春期までのことが書かれているのですが、こんなQ&Aのタイトルにぐっときました。内容も面白かったです。
Q.親の話など聞いてくれず、絆が切れてしまったようです。
A.強い絆よりも深い絆で結ばれることを考えたらいいです。
Q.子育ては何を目標にしてやっていけばいいですか。
A.「自分の人生を生きられる人間」に育てることです。
Q.どうして家族が一緒に暮らすことが大事なのでしょう。
A.家庭では受け入れがたいことを受け入れる、「家族禅」の道場なんです。
きゃあああと思います。なんだそりゃあどういうこと?軽いジャブをぽんぽん受けながら読んでいくと、そのうち自分を振り返りたくなっちゃったりして。河合さんの「中年クライシス」、読んでみたいです。とくにこれ。がーんときました。
Q.悩み始めると迷ってばかり。さっぱり結論が出ません。
A.葛藤を抱え続けられると言うのが「おとなの条件」です。
そうか!!私って大人なんだ!!←うぉい。
いろいろ書きたいですが、ここのところ本を読まないせいで思考力が極端に落ちているのでこの辺で。


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