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イッタラの鍋

先日、ルクルーゼの鍋を焦がしてしまいました。毎日ごはん炊きに使うので困ってしまい、かといって新しいものを買う勇気もなくと過ごしていたら、そういえばイッタラの鍋があったなあと出してみたら、これがよくて。

しまいこんでいた理由は、ルクルーゼよりちょっと気を使うから。洗った後すぐに拭かないと鍋底がさびてしまうし、内側もすぐに食べ物のしみが着いてしまいます。ちょっとぶつけただけで欠けてしまうし。でも、使っているうちに慣れてきました。茶釜を扱うようにしていればいいんだなとわかりました。ごはんを炊いていて何が良いかというと、鍋に高さがあるのでふきこぼれにくいこと。ルクルーゼではいつもふきこぼれていました。私の扱いが雑と言えば雑ですが。

イッタラのお鍋は気軽に変えるお値段ではないので(たぶんもう二度と買えない。。)、台所のおじいちゃんと名づけて大事にしようと思います。焦がしませんように。

味噌作り2011

今年の五月に仕込んだ黒豆の味噌を天地替えしました。

仕込んだときには黒っぽくて大丈夫かなあと心配でしたが、良い感じで発酵して、色もだいずと変わらないくらい。ちょっと黒いつぶつぶが見える程度です。だいぶ発酵していましたがまだ硬い部分もあったのでもう半年くらい漬けるつもり。

ついでにやる気が出たうちに、と麦味噌を仕込みました。今回は塩分計算をちゃんとしようと、分量を計算。

大豆(乾燥) 692g(家にあるだけ) → ゆでた後2.5倍=1730g
麦麹 1kg
伯方の塩 450g
大豆のゆで汁 225g

塩分濃度はこのサイトを参考に計算すると、13パーセントちょっと。いつもより種が柔らかいように感じたので、前回より水分が多く、塩分が少ないかも。かびませんように!!

 

なんかいろいろ写りこんでますが、隣のガラス瓶は塩です。やっと理想の塩入れが見つかりました。Health Ceramicsで買ったWeck jarです。陶器の蓋がついた塩入れを本で見かけて探していたのだけど見つからないでいたんですが、これのパッキンをはずしてガラスの蓋だけにしたら料理のときにさっとあけて使うのに便利。

寒い季節は家にこもって台所ごとをするのが好きです。でも味噌作りはすこうし気合がいります。

食育で何を教えるか

最近、自分の体の仕組みにとても興味を持っているぼんず。しまじろうでも、食べ物が体の中で消化されるしくみを簡単に特集しているのですが、何度も何度も読んでいます。私の持ってる参考書の消化器の図も大好きで、質問攻めにあってます。

そんなわけでして、ごはんを食べながら、これは体の中で何になるの、今どこを通っているの、などよく聞かれるので、できるだけ丁寧に答えています。食べ物をひとつの栄養素で分類するのはあまり好きではないですが、子どもにはわかりやすいほうが良いのだろうな、と、お肉やとうふは筋肉になるだとか、りんごはビタミンCが入ってるだとか細かく。結構喜んでぼんずは聞いています。

こういうやりとりをしているうちに、気がついたことがあります。

食育(ってこれまたみんなが使いすぎてあまり好きじゃない言葉ですが)の最終目標はなにか。おはしがきれいに使えること?なんでもバランスよく食べられること?それとも安全な食品を選べること?

それは手段であって、目標ではないんだな、と。一番の目標は、食べることを大事にすることで、自分の体を大事にする人になってほしいってことなんじゃないかなと思ったんです。自分をいたわらない人が、他人をいたわれるわけがないですし。体の声を聞く力、自分で元気になれる力をぼんずにはつけて欲しいのだなと思いました。そう考えると、あまり細かいことはどうでもよくなる。まあこんな話は食育基本法にちゃあんと書いてあるのかもしれないですけど。ぼんずが私に気づかせてくれました。

ひととおり勉強して思ったのは、人の体はすごいってことでした。小さな小さな細胞が、体に入ってきた物質を分解して新しいものを生み出して、必要なものと不要なものを器用にわけたりもして、ものすごく精巧に作られてる。一生懸命働いてくれてる。そのことにすごく感動したし感謝したのでした。だから、自分の体をいたわれるのは自分だけ、体に優しいものを食べるよう心がけようと思えました。そんなこといって「体に悪いもの」をやめられるというわけではないのだけど。「悪いものを食べる」という行為もまた、興味深いのであります、はい。

食べることについては、これからも意識していきたいです。

食事に行き詰まり

もうねー、困ったもんですよ。

ぼんず、結局回復するのに二週間かかりました。日本だったら入院ものだったかもしれません。友達に助けを借りながら二週間乗り切った感じですが、ここ数日は私もぼんずもストレスがたまってひどい喧嘩、言い合いをします。

引越し、日本行きと重なって、落ち着かないせいもあってぼんずはここずっとまともなものを食べていませんでした。白いごはんにふりかけが普通。くだものは相変わらず良く食べますが、あとはお菓子。野菜なんかゼロ、いつもは食べるお肉なども食べませんでした。引越しのときは作れなかったし、日本に帰ってからも見逃していたのです。きりきりしてもしょうがないから。

だけど、こうして結構大きな病気をやって、もう前と同じにはできなくなっています。健康なら偏食は気にしなくて良いです、って健康じゃないです。私に似て体が弱い、疲れがたまったことも考えられますが、スタミナがないのは食べ物のせいと断言できます。まあいいよ、そのうち食べるから、っていつなんだろう。子どもが野菜を食べないのは当たり前、黄色いものは食べるからって、黄色いものなんか食べやしないですよ。牛乳、乳製品が体に良くないっていったって、食べてくれりゃあ御の字です。他のもの食べてくれる子だったら避けることはできるでしょうけど。

最近はぼんずが食卓に出すものをコントロールしようとします。うどんを出すとおにぎりが食べたいからいやとか。嫌いなものでも一口は食べなさいというと、一口食べたらお菓子食べて良いの、と聞いたり。最初ごねて食べなくて、結局私とオットーさんが食べた後一人で食べることも珍しくありません。これはだめだ。次の段階に来ているんです、明らかに。Something must be done。

んで、喧嘩してます。食べないんならお菓子なし!もうあんたにゃあ何にも作んない!と叫んでます私。ぼんずの口こじ開けて食べ物放り込みたい衝動に何度駆られたか。逆効果よね逆効果。ぼんずが途方にくれてるのがわかります。でもね、もうおかあさんは見たくないんだよ。3日以上も40度の熱で苦しむあんたを。咳き込んで眠れなくてもうろうとしてるあんたをさ。何がどうしても食べてほしいのだ。そのためならピーマンの形体がわかんなくなるくらい加工して、結果食べるんだったらやるさ。もう「専門家」の言うことなんか聞かない。オーガニックとかもうどうでもいい。おいしく食べてくれるんならなんでもいい。楽しい食卓作りなんて悠長なこといってられっか。

家族で同じものを一緒に食べる

がどうしてこんなに難しいんだろう~。

☆☆☆

思うに、建前と本音の部分を鋭く見破られてるんだと思うんです。食べ物はこうあるべき、なんて頭でっかちになってるけど、お菓子だって大好きなのです。ぼんずと笑って一緒に食べられるお菓子が。外食だって好きです。作らなくてラクチンだしおいしいから。だから説得力がない。そこをぼんずは突いてくる。

だったら、説得するのをやめて、好きなものを食べればいい。だけどルールははっきりさせる。ここが難しいのですねえ。

たぶん、というか確実に、ぼんずは食事が嫌いだろうな。憂鬱だろうなあ。ほんと、好き嫌いというよりは、租借能力、嚥下能力の問題なのかも。つまり肉体的アンバランスによるものなのかとも思い始めた。噛む練習と運動能力を伸ばすことも大事かもしれない。うわあ、思いつめてるよ私。

☆☆

さらっと書きますが、今年いっぱいでぼんず日記はおしまいにしようと思います。5歳になって、ひとつの区切りがつくような気がします。読んでくださってありがとうございました。今年いっぱい頑張ります。

「いのち」を養う食 を読みました


すっかりご無沙汰してしまいました。書きたいことはたくさんあったけれど、引越しやら帰省やらで時間がありませんでした。ぼちぼちぬるく元気にやっております。

成田空港からこちらに戻る直前に、空港の本屋でみつけたこの本。佐藤初女さんについては雑誌などで読んでいましたが、著書は初めてです。ウィキによりますと、今年90歳。「1992年より青森県岩木山の山麓に「森のイスキア」と称する悩みや問題を抱え込んだ人たちを受け入れ、痛みを分かち合う癒しの場を主宰。それ以前は弘前市内で自宅を開放して同様の活動をしており、こちらは「弘前イスキア」と呼ばれていた。素朴な素材の味をそのままに頂く食の見直しにより、からだから心の問題も改善していくことができると訴える。」だそうなのですが。

世界各地でも活動を広げていて、実はサンフランシスコにもイスキアがあります。ブログをみるとあまり活動されてないのかな?以前は佐藤初女さんがサンフランシスコに来られて、おにぎり講習会などが開かれていました。当時私は仕事だったか学校だったかが忙しくて一度も参加したことがないのを、今ふかーく後悔しております。でもきっと、そのときは佐藤初女さんの言うことが理解できなかったかもしれないな。

お家のごはんは特別なものでなくて良い。美味しいごはんとお味噌汁、常備菜があれば。でも、いいかげんな気持ちで作ってはいけない。30分なら30分、心をこめて作る。そうして作った食べ物は、必ず人の心を打つから。そんなお話でした。

レシピがあったのが嬉しかった。おにぎりを作ってみたかったんです。お米の研ぎ方から炊き方までと、おにぎりの握り方を読んでたらよだれがとまらなくなりました。食材を生かすように、やさしく扱う。時間で調理しないで、材料をよく見て。

ここのところ、忙しかったり気分的に落ち込んだりして、ごはんがおろそかになっていました。もうどうでもいいや、と冷凍食品を買いためて。でもやっぱり、心がすさむんです。時間がないをいい訳にしないで、短時間で作れるものを心をこめて作ろうと思いました。

この本を読んで一番に思い出したのは義母の料理。毎回、帰るたびに元気をもらいます。地元の新鮮な魚と、自分の畑で取れた瑞々しい野菜を使った、シンプルで心のこもった料理が大好きです。献立は定番のものが多いのですが、とても丁寧に料理します。例えば和え物は、私なんかは野菜をぐるぐる混ぜて合わせた調味料をどっぱとかけるだけですが、義母はいくつかの手順に分けるんです。新婚当初は食べきれずに悩んだこともありましたが、今は別人のように義母の料理を全部ぺろっと平らげます。

今年の帰省は、引越しなどいろいろ重なって、心身ともにぼろぼろの状態で帰ったので成田に着いたとたんにおお風邪をひきました。実家の母にも良くしてもらいましたが、今年ほど義母の料理をありがたく思ったことはありませんでした。これでまたアメリカで1年頑張れます。料理と家事を一度しっかりと習いたいのだけど、こちらにいるとなかなか。

アメリカに帰る飛行機の中でこの本を読み、義母を思い出して大泣きしたのでした。また帰ります。

 

 

MSGの話

話がとびっとびに飛びますが、ひょんなことから調べたら面白かったんで書きます。

MSGってなに?
Monosodium glutamate、Sodium Glutamin、日本語ではグルタミン酸ナトリウムと言われています。昆布のうまみ成分で、〇の素が発見し、これを調味料として生産することに成功しました。当初は石油成分で作られていたこともあるそうですが、今は砂糖を取ったさとうきびを微生物発酵させる手法が中心で、これに「発酵過程でビオチンを阻害するなどの、グルタミン酸生産菌のグルタミン酸生産を活性化する添加剤や、窒素源(硫酸アンモニウムなど)、発泡を調整する薬剤が加えられる」そうです。

MSGは体に悪いの?
以前は健康被害が心配され、一日摂取許容量が定められたこともあったが、現在米国や欧州では、酢や食塩と同等の安全性といわれているらしいです。ただ、「安全性を確証するには至っておらず、米国ではいまなおグルタミン酸ナトリウムの摂取が脳などに深刻な被害を及ぼすと考える人々が存在する。(中略)また、多量の遊離グルタミン酸を体内で処理できない特異体質者やアレルギー・ぜんそく患者は、摂取すると体調や症状の悪化を招く恐れがあるため注意しなければならない」そうです。

昆布のうまみ成分なら、昆布も体に悪いの?調味料との違いは?
これは私の考えですが、大豆と同じように、何百年も海藻を食べてきたアジア人よりも、なじみの薄いほかの文化圏の人が大量に食べたりすると、健康被害が出やすいのかもしれません。それに、昆布と違って調味料のMSGは使いすぎて大量に摂取してしまう恐れがあります。塩なら大量に取れば辛くて食べられませんが、MSGの特徴として味覚からとり過ぎがわからないのです。また、調味料はグルタミン酸ナトリウム以外に安定させるために他の物質も添加されています。ちなみに、調味料と昆布のグルタミン酸ナトリウムの構造は同じです。

英語のウィキが面白かったのは、こんな点。

・1998年まで、食品へのMSGの表記はspices and flavoringsでよかった。今では禁止されている。

・MSGが含まれている添加物は以下のもの。これじゃ入っていてもわかりません。。
hydrolyzed vegetable proteins,
autolyzed yeast,
hydrolyzed yeast,
yeast extract,
soy extracts,
protein isolate, which must be labeled with these common and usual names.

・disodium inosinate と disodium guanylate, which are ribonucleotides(リボヌクレオチド?)はMSGを含む食材と相乗効果のある食品添加物。

 

グルタミン酸ナトリウムWiki

Monosodium Glutamate Wiki

 

@@@

こっちの中華料理店などでで”No MSG”をうたっているところがありますが、調味料に頼らないで美味しいものが食べられるならそれが一番かもしれません。入っていると味が濃くなりますしね。

味噌作り第三弾

去年開けたお味噌はほとんど消費してしまったので、また作ることにしました。三回目ともなると慣れてきて、持ち前のいい加減さが出てきました。

麹、消費期限が1日切れてる。。まいっか、冷蔵庫入れといたし。

大豆が足りない。。。黒豆まぜちゃえ。

去年使った地元の塩がたりない。。引き出しにしまってた伯方の塩と混ぜよう。

今回の豆の量は1150グラム。それに麹を2パックと塩500グラムで、塩分は15パーセントちょい。前回は4つにわけて圧力鍋にかけましたが、今回は二つに分けてみました。特に問題なくできました。消毒には、焼酎は高いのでトレジョで買った6ドルのジンを使いました。

豆を水に浸したら真っ黒に。どんな味噌ができるかなあ。今度、ヒヨコマメの味噌も作ってみようかと思っています。麦味噌も作りたいし、ああ夢が広がる←夢ちっさ!

気がつきましたが、麹とまぜるにはさらさらした塩よりも伯方の塩のようなしっとりして粒子の大きいのがしっかり混ざります。さらさらだと混ざらず容器の下に落ちちゃう。

味噌の上に乗せる重し。ビニールを二重にして、味噌との接触面にはパーチメントペーパーを敷きました。本当は木の蓋と沢庵石が安心なのだけど。

ついにル・クルーゼのスープポットを使ってみました。やっぱり口が広いと味噌が入れやすい。味噌だねを丸めて空気を抜くためにばっしばっしとなべ底に打ち付けます。もうひとつポットがほしいくらい。6qtの大きさがこの味噌の量にどんぴしゃ!!

1年後をお楽しみに。って出来上がりの写真がないのはなぜだ。

 

去年仕込んだ味噌も、天地返しをしました。色はいい色になっていましたが、底のほうは粘りが少なくぽろぽろしていて発酵が足りないようでした。味も塩辛さが目立ってうまみが少ない。やっぱり1年は寝かさないと。

日系スーパーに行ったら、きれいな梅も出ていました。梅ジュースを作りたいなあとおもって買いました。保存食づいてる今日この頃。

子育てご飯私流を読みました

偏食の話題、何度も書きますが。

アマゾンにはなかったのですが、「子育てごはん わたし流」は20年ほど前に出版されたものです。著者の奥園壽子さんがお若い。小さな子を持つ家で時間の合間を使って作る料理レシピが載っているのですが、写真はほとんどなく、材料でなんとなく味がわかってしまうくらいのシンプルな料理が並んでいます。どれも簡単に作れておいしそう。

面白いのはレシピの間にある子育てごはんの気持ちというコラムでした。まるで私の状況と同じことが書いてあり、涙ぐんでしまいました。奥園さんのご長男も全部食べられない、食べるのが遅い子で、ご飯のとき奥園さんはいつもいらいらしていたとか。自分の作ったものを残されるのに異常に敏感で、残してもいいじゃないかと頭の半分はわかっていつつも、もう半分ではどうしても許すことができない。私もそうなのです。

子どもは大丈夫、いつか食べるようになる。子どもは自分の食べる量を知っているから親は栄養のある食事を与えることだけ気にかけて、食べるかどうかは子どもに任せる。頭ではそう思っています。だけど毎日毎日、日に三度、作ったものをつき返され、食べるのはふりかけごはんとブロッコリを一口とから揚げだけが続くのが本当にストレスなのです。子どもは偏食でも大丈夫と言っても、細胞が新しいから食べるものの成分を最大限吸収し代謝できるというだけであって、根本的には大人と同じです。不健康な食生活を続けていれば、あれも足りないこれも足りないと心配になってくる。事実、一度風邪をひくとなかなか治りません。まだ小さいので体力がないのはわかりますが、やっぱりしっかり食べていないせいだと思ってしまいます。ぼんずもぼんずで、かなり頑固なタイプだと思います。2歳のころから食べるものがあまり変わってないです。

それでも、そのストレスは食事のときの一過性のものなので、自分の気持ちを深く捉えて分析するということがなかなかできませんでした。なぜ自分はこんなにいらいらするのだろう。なぜぼんずがご飯を食べないということが、こんなに私の怒りのつぼを刺激するんだろう。考えても答えが出せないでしました。

この本によると、それは結局自分の子育てに対する自信のなさの裏返しなのだと。「たとえば子どもが病気しないとか、虫歯がないとか、そういうことで自分の母親としての力量をはかっています。そしてそれが自己満足と同時に自信でもあるわけですから、少しでも崩れるのが不安でなりません。子どもがしっかり食べてくれさえすれば、元気で明るい子が育つような気がしていたのです。」 ああ、思いあたる。

子どもがゆっくり食べる姿が母親の理想像から大きくかけ離れていたからいらいらする、というのもうなずけました。私も、よくよく考えてみると、食事風景の理想がものすごくあるのです。お母さんは料理上手で何でも作れて、子どもはランチョンマットひいたテーブルで出た料理をがつがつ食べる。ランチョンマットがミソです。子どものころ、友達の家でランチョンマットをひいてご飯を食べているのがとてもうらやましくて憧れでした。うちは母が働いていたので凝った料理を食べることがほとんどなかったので、専業主婦のおかあさんの家庭にすごく憧れていました。母には感謝していますし、食の安全について教えてくれたのは母でしたが、なんだかどうしようもないコンプレックスが私にはあるのです。それが今も、食への関心につながっているのだと思います。でも、それとぼんずの食べ方とは関係ない。ぼんずが問題なのではなく、「私」と「食べない食べるのが遅い子どもにイラつく心の問題」なのです。

さてそのために何をしたかなのですが。まずは子どもと二人きりで食事をするのをやめたそうです。料理上手だからこそできるのかもしれませんが、とにかく人を呼んで一緒に食べることにしたそうです。外に持っていって食べたり、持ち寄ったり。そうして盛り方や食べ方を変えてみる。同じ悩みを持つお母さんと気持ちを共有する。それから、お弁当にして公園で食べ、食卓の緊張感をなくす。決定的だったのは、これは私にはできないことですが、二人目の子ができたときに憑き物がすっかり落ちたように、食べないことを気にしなくなったそうです。二人の子育てで精一杯になって食べ残しに意識を持っていかないことが一番の解決策だったと。

それから、嫌いなものでも一口だけ食べさせる、それも食卓じゃなくてキッチンで味見。そのほうが子どもが寄ってくるそうです。それと、料理を作っているときに今日のごはんは世界一おいしいから、とか一番おいしい中華料理だよ、とか気分を盛り上げて言ってみる。やってみると、作ってる私もその気になるから不思議。今日はすっごくおいしいごはんを作ろう!と張り切っちゃう。

食事を大事にしながらある一方で気にしない、というのは難しいですが、人の手を借りればなんとかなるのかもしれません。といってまた行きつ戻りつするんだけど。

ひとつだけ、ぼんずが偏食でよかったと思うことがあります。それは、よくある子供の食事に関する本に書かれてあることがまったく役に立たないのがわかったということです。食事は大切、今から正しい食生活をしないと成人病予備軍になる、成長を妨げるだの脅しがあり、食べさせるためにはやれ野菜育てろだのかわいく飾ってみろだの書いてあるんですが、そういうことと食べないことは関係ありません。食べることの大切さを教えたい、とかなりがんばってる栄養士さんもいますが、無理なものは無理です。催眠術かけたり小さく切って味がわからなくして食べさせるとかしない限り。自分から食べるのを待つしかない。できることといったら、切り方や味付けを変える、つまり料理技術を上げることしかない。それで食べてもらえなくてもやりすごす術を考え続けていく。

ただし、食事マナーはまた別の話だと私は思っています。今の年齢なら、食事の挨拶をする、なるべくフォークや箸を使う、食べているときに汚いものの話をしない。各家庭で許容できる範囲は違うと思いますが、うちは以上を大事にしています。そういうことは日々の積み重ねだと思うから。これにもうひとつ、食事中は怒らない、をつけたいですけど<私に。

最近は、栄養士医者の本よりも食と健康に向き合っている料理家の本に惹かれています。奥園さんはそういう人だと思います。小林カツ代さんもすごい。うまくいえないけど食べるということに1本筋が通っているというか、哲学を持っていて本物なのです。エンターテイメントとしての料理じゃなくて、日々大切な人のための料理を作っている人。国の栄養行政の意向そのまんまとか、科学ありきとかで食は語れない。毎日体を動かして料理を作る人だけが見えてくるものがある。料理の腕はいつまでたっても上がらないけど、いつかそれが見えたらいいなあと思っています。久しぶりに濃くってすみません。

 

食用油について知っておくべきこと

食用油についての記事を読んでへええと思ったのでご紹介。

8 Cooking Oil Facts Everyone Must Be Aware Of

http://smallbites.andybellatti.com/?p=6639

原料によっては、加工プロセスが長いこと、それにともなって熱を与えることによる栄養価の損失や、添加物の必要性が出てくる。もともと油の取りやすいオリーブ油やアボカドオイルを使うといいそう。加えて、農薬は脂溶性のものが多いので、オーガニックを買うのがよいとか。

キャノーラオイルを買っていましたが、これ読んでいろんなものを使おうかと思いました。でもね、オーガニックのアボカドオイルっていくらするとおもいます?小瓶で10ドル近くです。オリーブオイルはTrader Joesがやっぱり安いです。油の吸収率の高い揚げ物にいい油を使いたいですが、いろいろ考えますね。いやもう最近かったるくなってきてるんですが。あはは。

ししゃもがリコール

たまたまチェックしたニュースでこんなのを見つけました。

Pacific American Fish Co, Inc.というカリフォルニアの食品会社が販売している子持ちししゃもが、ボツリヌス菌感染の可能性があるためリコールとなったそうです。今のところ被害はないそうです。

ボツリヌス菌は内蔵のついた魚で発見されることが多いそうです。その毒素は熱に弱いのですが、萌芽は耐熱性があるとか。種類もいろいろあるそうですが、一般的に呼吸筋麻痺による致命率が高いと言われています。

冷凍で、5匹のししゃもがトレーにパックされているそうで、日本語でししゃもと書かれており、Pacific American Fish Co, Roe Capelin,という記載があるそうです。

このししゃもはCalifornia, Kansas, Hawaii, Washington, New York, Texasで流通されています。

詳細はこちら

California Company Recalls Imported Frozen Fish