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MSGの話

話がとびっとびに飛びますが、ひょんなことから調べたら面白かったんで書きます。

MSGってなに?
Monosodium glutamate、Sodium Glutamin、日本語ではグルタミン酸ナトリウムと言われています。昆布のうまみ成分で、〇の素が発見し、これを調味料として生産することに成功しました。当初は石油成分で作られていたこともあるそうですが、今は砂糖を取ったさとうきびを微生物発酵させる手法が中心で、これに「発酵過程でビオチンを阻害するなどの、グルタミン酸生産菌のグルタミン酸生産を活性化する添加剤や、窒素源(硫酸アンモニウムなど)、発泡を調整する薬剤が加えられる」そうです。

MSGは体に悪いの?
以前は健康被害が心配され、一日摂取許容量が定められたこともあったが、現在米国や欧州では、酢や食塩と同等の安全性といわれているらしいです。ただ、「安全性を確証するには至っておらず、米国ではいまなおグルタミン酸ナトリウムの摂取が脳などに深刻な被害を及ぼすと考える人々が存在する。(中略)また、多量の遊離グルタミン酸を体内で処理できない特異体質者やアレルギー・ぜんそく患者は、摂取すると体調や症状の悪化を招く恐れがあるため注意しなければならない」そうです。

昆布のうまみ成分なら、昆布も体に悪いの?調味料との違いは?
これは私の考えですが、大豆と同じように、何百年も海藻を食べてきたアジア人よりも、なじみの薄いほかの文化圏の人が大量に食べたりすると、健康被害が出やすいのかもしれません。それに、昆布と違って調味料のMSGは使いすぎて大量に摂取してしまう恐れがあります。塩なら大量に取れば辛くて食べられませんが、MSGの特徴として味覚からとり過ぎがわからないのです。また、調味料はグルタミン酸ナトリウム以外に安定させるために他の物質も添加されています。ちなみに、調味料と昆布のグルタミン酸ナトリウムの構造は同じです。

英語のウィキが面白かったのは、こんな点。

・1998年まで、食品へのMSGの表記はspices and flavoringsでよかった。今では禁止されている。

・MSGが含まれている添加物は以下のもの。これじゃ入っていてもわかりません。。
hydrolyzed vegetable proteins,
autolyzed yeast,
hydrolyzed yeast,
yeast extract,
soy extracts,
protein isolate, which must be labeled with these common and usual names.

・disodium inosinate と disodium guanylate, which are ribonucleotides(リボヌクレオチド?)はMSGを含む食材と相乗効果のある食品添加物。

 

グルタミン酸ナトリウムWiki

Monosodium Glutamate Wiki

 

@@@

こっちの中華料理店などでで”No MSG”をうたっているところがありますが、調味料に頼らないで美味しいものが食べられるならそれが一番かもしれません。入っていると味が濃くなりますしね。

牛乳、カンカンガクガク

先週、久々に健康診断に行ってきました。そこでいつもの先生の質問があったのです。「乳製品とってる?」と。

きたー。女性は1日1000mgカルシウムをとらねばならない、あなたの場合は少なすぎ、食品から摂れないならサプリでとりなさいと。前もそんなやりとりがありまして、私はカルシウム錠剤が大きすぎて飲めないとか、牛乳はおなかがごろごろするからいやーとか、カルシウム錠剤の原材料はなに、まさか骨粉とかいちゃもんつけてたんですが、今回も同じことを。カルシウムをたっぷり取ったほうがいいに違いないのですが、乳製品は嫌いなのです。サプリも嫌い。さーこういうとき栄養士はどうやって指導するんだろ。誰か指導して私を。前はそんなんで血中のカルシウム量を調べてもらい、十分といわれたのですが、骨密度をチェックしてみないことには。でもお金がかかりそうなので勇気を出せず。

ビタミンDもとりなさいと言われて、食べ物からとれないの、と聞くとサプリでと言われる。サプリってそんなにいいものでしょうか。そして私はともかく、家族がカルシウム不足になっているとしたらそれは問題。ぼんずも私に似て乳製品が体に合わないのであまり食べさせていないのだけど、オットーさんはどうだろう。ああもう不安になってきました。そして医者の言うこと聞いて乳製品摂ったり錠剤飲んだりするのが三日坊主になって元に戻る、のがいつものパターン。

☆☆

先日の「病気にならない生き方」で牛乳は極力摂らないという内容を読んだのですが、2007年に日本の酪農業界から、著書の新谷弘実医師へ公開質問状が出ていたことを知りました。
「病気にならない生き方」の著者 新谷弘実氏への「公開質問状」について

ここの、記者発表配布資料(31ページ) というPDF文書で新谷弘実医師の回答も読めます。この中で、業界さんは新谷説で言われる、ホモゲナイズされた牛乳が酸化されているという説の科学的根拠、乳製品を多く摂取する国に骨粗しょう症が多いという説の科学的根拠などを求めています。新谷医師は、WHOでの見解などを出し、また業界さん(説明が適当ですみません)が反論、これにも新谷医師が反論した形で終わっています。

私もざっと文献など眺めましたが、こういう話は平行線なのです。いろんな研究がされていて、研究結果にもいろいろあって、どちらの説も支持する人がいて。食べ物とその体への影響は個人差が見逃せないので、公式で良いとされていることにも合わないタイプの人がいるのだということは前に書きました。だからきっと大事なのは自分の体を知ることなのだと思います。検査で客観的に判断して、方向をそのつど修正していけばいいのではないかと思うんです。私は乳製品に頼らずカルシウムの多い食品をもっと摂っていきたい。結構気にしてるんですけどね。青菜や小魚、海草や豆をたっぷり使った食事を心がけます。

おまけ

別サイトから、オーガニック食品についてのエントリを持ってきました。いまカテゴリがぐちゃぐちゃなんですがそのうち直します。

COOLその後

前回こんな記事を書きました。

肉、野菜、果物、ナッツの産地表示が義務付け

んで、Trader Joe’sとSafewayとNijiyaに買い物に行ってチェックしてみました。結果からいうと、あんまり表示されてないじゃん、です。トレジョの野菜は大体がパック入りなので産地が書いてあったのですが、セーフウェイは8割がたというところでしょうか。アスパラガスはもともと縛ってある輪ゴムに産地がかいてあったりするのですが、キャベツやブロッコリはどこのだかわからない。ニジヤはほとんどわからない。今度お店の人に聞いてみます。

メチルブロマイド

Organic, Inc. より。コンベンショナルないちごを食べたい人は読まないでください。

メチルブロマイドの効果が認められたのは1950年代。いちごの収穫量がそれまで1エーカーあたり10000-12000ポンド(約4500kg-5400kg)だったのが、メチルブロマイドを噴霧した土では2003年には62000ポンドに跳ね上がった。いまやカリフォルニアでは全米のいちごの86パーセントを収穫している。収穫が多いほど農薬の使用量は増えていき、2002年にはモントレーカウンティーだけでも(メチルブロマイドとクロロピクリンを)2.36ミリオンポンド(ああもう単位がわからない。1043トン?)をいちごの農地に使用している。

しかし毒性が強いため、使い方を誤って農業従事者がガスを吸い入院したり、最悪の場合死亡するケースがでてきた。メチルブロマイドはオゾン層を破壊するため、ヨーロッパや他国で使用が禁止されている。カリフォルニア州のCalifornia Department of Pesticide Regulation(DPR) は初期症状として倦怠感、頭痛、視力障害、吐き気があるとし、症状が進めば窒息、最終的に心臓発作を起こして死に至ると記している。DPRは1994年の毒性実験の結果をもとに、大人の急性吸入毒性の値は210ppb(ppbは10億分の1%)とした。急性吸入とは、24時間以内に治療を必要とする最高濃度のこと(なんでしょうか。調べてもよくわからなかったので専門家さんアドバイスお願いします)。亜慢性吸入毒性の濃度は、大人2ppb、子供1ppbとした。

ところが、ここからちょっと怖い展開に。

2000年に、カリフォルニアの農地が広がる地域を調査したところ、パジャロ・ミドルスクール(Watsonville)で空気中に7.73ppbのメチルブロマイドが検出された。この学校は低所得者の子供が多く、60パーセントが農家の子供。

これが地元のメディアで大々的にとりあげられ、大問題になったが、親たちはほとんど何も講義しなかった。農業が立ち行かなくなれば仕事がなくなるからだ。新たな規制を設けたいDPRとそれに反対する人々は論議を続けた。パジャロ・ミドルスクールの親がDPRを相手に訴訟を起こすことも

2003年にDPRは(いちご?農薬?)業界のスポンサーによる新たな実験結果を発表した。それによると、メチルブロマイド20ppbでもまったく害はないという。(環境科学者によると、オゾン層に影響をきたすのは5ppb以下)

結局DPRは亜慢性吸入毒性の濃度を、子供は1ppbから9ppb、大人は2ppbから16ppbとした。これでパジャロ・ミドルスクールは「安全」とされたのだった。これで一件落着。なわけないじゃないですか!

ちなみに、一般的にメチルブロマイドと併用されるクロロピクリンとの調査はされていないそうです。

実験結果など、やる方の立場でどうにでも変わってしまうんでしょうか。いちごの話は本ではまだまだ続くのですが、疲れたのでここまで。

オーガニック農法の問題点

Organic, Inc. から。

UCサンタクルーズ校のJulie Guthmanというひとが1990年にオーガニック農場を調査したところ、いくつかの問題点が浮き上がったそうです。

まずひとつめは、Chilean nitrate(チリ硝酸?)という窒素鉱物は、オーガニック農場で冬の作物の肥料として使われるのですが、これが化学肥料と同じように地下水を汚染する恐れがあるそうで、使用を禁止するべきだという人がいるそうです。ヨーロッパでは禁止されているとか。南アメリカから資源を運んでくるのも環境によくないとも。また、コンポストで土に栄養を与えるというオーガニックの基本的なところからも外れているため、土壌に与えられる窒素の量を限定する規定があるそうです。

ふたつめは、オーガニック農家の中には、繰り返し同じ作物を収穫して土が痩せてしまったところで、そのまま畑を手放す人がいるとか。つまり畑の使い捨て。畑を変えて別のものを植えたりするにはお金がかかるからだそうです。たいてい農地は借地なので、契約が切れたらそのまま別の農地にいくそうです。(でも例えば普通の農地を借りてそれをオーガニックにするまで3年かかるとすれば、ほかの土地に行くほうがもっと大変そうだけど?)

あるケースでは、その土地がメチルブロマイドを噴霧された土地と知っていてそこでオーガニック農場をはじめる農家がいるとか。コンベンショナルからオーガニックへの移行期間は3年以上かかり、その期間はほとんど利益が見込めないわけで、メチルブロマイドの効果がある土地で始めたほうが容易だという判断なのかも。ちなみに違法ではありません。

オーガニック農家でも、環境や人に優しい農業をと理想を持ってやっている人ばかりではありません。農場の大小に限らず、あまりよくないことをやろうと思えば今の法ではいくらでも抜け道はあるそうです。

オーガニック食品の効果

Organic, Incより。ほかの本にもよく載っている有名な研究について。

1998年、ワシントン大学の研究者チェンシェン・ルーはシアトル近郊の子どもたちの、尿中の農薬の有無を調べた。第二次世界大戦で神経ガスに関連し戦後は農薬に大量に使用されている化学物質、有機リン酸系物質の有無を調べたのだった。有機リン酸系物質は、神経やホルモンシステムに有害な不活性酵素で、ある汚染レベルを超えると不安神経症や呼吸麻痺の症状を引き起こす。長期的汚染では神経行動学的異常やがん、生殖機能異常の危険性があるそうです。漢字ばっかりでくらくらしますね。

結果は、農場近くに住む子どもからは高いレベルの農薬量がみられた。ところが市街地に住む子どもたちにも高いレベルでの農薬の代謝産物が見られたそうです。農場近くに住めば噴霧された農薬の影響を受けるのは当然といえますが、生産されたものを食べていれば農薬の影響をうけるということが証明されたということです。家庭にある殺虫剤の影響もありますが。

ところが、100人に1人の割合で、尿から殺虫剤の代謝産物がほとんど見られなかったそうです。その親から話を聞いたところ、オーガニックの食べ物をメインに食べさせる家だったそうです。

別のルーの研究によると、コンベンショナルな食品を食べていた子どもたちに5日間オーガニック食品だけを食べさせたところ、尿中から殺虫剤の代謝産物はまったく検出されなかったそうです。さらにそれからコンベンショナル食品にもどすと、代謝産物は戻ったそうです。つまりオーガニック食品の効果はすぐに現れるということです。

いちごの作り方・オーガニックvsコンベンショナル

Organic, Inc. から。

いちごはりんごの次に2番目にアメリカで消費される果物で、残留農薬もまた多い。2000年に行われたUSDAの調査では、サンプルのいちごの91パーセントに残留農薬が検出された。その三分の二は2種類以上の農薬が検出され、その三分の1は3-7種類検出された。全体で25種類の農薬がみられた。カリフォルニアではいちごの生産に100億(円)の収益があり、農薬の使用量は州で5番目に多い。(ワインが一位)

コンベンショナルな方法では、農薬を大量に使うための資金がかかる。環境にも影響を与える。いちごに広く使われるメチルブロマイドは、人体に有害であるのとオゾンを破壊するとしてヨーロッパでは使用を禁止されている。この農薬は、世界大戦のときに催涙ガスとして開発されたクロロピクリンと併用されて使われることが多い。害虫や病気、除草に魔法のような効果があるからだ。ただ、人手が少なくて済む。生産量も比較的安定している。

オーガニック農法でつくられたいちごは、コンベンショナルのものより15-20パーセント生産量が落ちる。病気や害虫が出ないように定期的に畑を替えイチゴ以外のものを植える手間もある。でも環境や人体への悪影響はほとんどない。

でもオーガニックはやっていけないほど収入が少なくなるのか?

87年にUCサンタバーバラで行われた研究では、コンベンショナル、オーガニック2つの方法でいちごが栽培された。コンベンショナルのいちごは以下のようにして植えられる。トラクターで土を掘り下げながらメチルブロマイドとクロロピクリンを土中に噴霧すると同時にビニールのマルチを土の表面にかける。そのビニールの端を人がショベルを使って土でしっかりと押さえ、ガスが上がってこないようにする。すべてが終わったら、ビニールに小さい穴を開けてイチゴの苗を植え、定期的に農薬を噴霧する。一般的な栽培方法である。

オーガニックのいちごは、まず土に乳製品やアルファルファ、りんごなどから作られているコンポストを混ぜる。さらに骨粉などと混ぜ合わされる。除草のためビニールでマルチをし、手で穴を開けて苗を植える。農薬の代わりに益虫を放し、害虫を食べさせる。カリフォルニアのSwanton Farmでオーガニック農業をてがけるコックランさんの栽培方法。

生産量を比較したところ、オーガニックのイチゴはコンベンショナルのものより38パーセントも生産量が低かったにもかかわらず、収益は9パーセントしか差がなかった。オーガニックのいちごは高くても買う人がいるってことらしいです。(ビジネスになるってこと)

ちなみに、調査によると、オーガニックの畑でもDDTは検出されたそうです。何年も前に使用禁止になった農薬ですが、分解されず地中にそのまま残っているそうです。

メチルブロマイドについてはまた書きます。

農薬の有毒性を証明する難しさ

四年前、妊娠中にノースカロライナ州のトマト畑で働いた女性が手足のない男の子を産んだ。女性は、自分たちが畑にいる間何度も農薬が噴霧されたと証言した。それは食事中であっても行われたし、まだ農薬で濡れている畑に出ろと言われたことも度々だったという。ノースカロライナ政府は、このトマト畑を所有している食品会社Ag-Martを、労働法違反の疑いで調査している。詳しくはこちら。

http://www.newsobserver.com/news/story/1214475.html

ひとまずこの会社のトマトは買わないとして。もし会社の責任が認められたとすれば、数千ドルの罰金が支払われるそうですが、それは労働法規順違反の罪であって、赤ちゃんの障害が農薬のせいだと証明するにはとても難しいように思われます。ただし、この農場で働いた労働者に、この赤ちゃんを含め3人も障害をもった子が生まれたそうですから、何か因果関係が見つかるかもしれません。
人体への農薬の影響を調べるのは非常に難しい。理由は以下のとおりです。
・農薬検査が人体で行われたことがない。
農薬の人体実験はあまりに危険なので、行われたことはありません。すべて動物実験。
・人は生まれてから何百、何千もの化学物質にされされているため、ひとつの化学物質からの影響のみを見つけることは不可能に近い
・農薬の安全性は、FDAや第三機関ではなく、(農薬を開発する)企業の研究所でチェックされる。その検査結果は企業からFDAに報告される。つまり企業任せ。
この赤ちゃんの親のような人たちに、アメリカ経済は支えられてるんだということを覚えておきたいと思います。

大豆の安全性

和食に欠かせない大豆ですが、アメリカでも豆腐やおしょうゆは人気です。良質なたんぱく質が、ベジタリアンには欠かせない栄養になっています。今では日本や中国より、アメリカの大豆の消費量が多いそうです。(ほんと??)

最近の研究では、大豆に含まれるイソフラボンという物質は女性ホルモンと似たような働きがあり、男性不妊をまねいたり、がんを誘発すると言われています。例えばこんな例があります

アメリカで大豆が食べられるようになったのはここ100年ほどだそうですから、新しい食べ物による問題が出てくるのはしかたがないのかもしれません。日本は大豆文化ですから、その血をひく私たちにはなーんの関係もない話だと思っていました。でも息子が納豆やお豆腐をばくばく食べるのをみると、ちょっと心配になったりも。

そんなときに、先日読んだIn Defense of Foodに、アジアで昔から作られている加工品を食べる分には心配ないようなことが書かれてあって安心しました。つまり、近年発売されている何千もの新商品、たとえば”Soy protein isolate” “textured vegetable protein” などと書かれた加工品はよくわからないけれども、という話。上の研究でも対象になったのは、豆腐や豆乳もありましたが、そのほかにテンペ、大豆ソーセージ、ベーコン、大豆バーガー、大豆チーズ、大豆ヨーグルト、大豆アイスクリームにエナジーバーを食べた人でした。我が家ではそういったものは買わないので、大丈夫ではないかな。

体内のエストロゲン受容体に、イソフラボンが結合してしまうのは確かなのだけど、それが本当にエストロゲンと同じ働きをするのか、または「ふり」をしているだけなのかはまだよくわかっていないそうです。2008年1月の段階では、ということなのですけど。なんにしても食べすぎ摂りすぎはよくないですよね。

なぜオーガニック食品は高いのか

というより、なぜコンベンショナルの食品は安いのか。To Buy or Not To Buy Organicから。

議会は4年に1度、大統領選の直前に、ある法律を通過させます。それは農家への助成金に関する法律です。

2006年に、政府は21 billion dollars(っていくらなの?円にして210億ってこと?いまだに単位がわからん)を農家への助成金とした。←訂正します。円にして2兆1千億円です。ひええ。

  • 農家への助成金は、収穫量によって支払われる。助成金の90パーセントが、小麦、とうもろこし、米、大豆、綿花を育てている農家に支払われる。つまりそれらを育てていない農家にはほとんど支払われない。
  • 助成金を受けているのは全米農家のうちの30パーセントで、その半分以上が大規模農家である。
  • 農家への助成金は国税から支出されている。

つまりほとんどが大規模な農家(というか企業)に支払われ、オーガニックの野菜や果物を育てている農家にはまったく回ってこないお金なのです。この助成金を使って大規模農家が何をするかというと、著者がいうことには、農薬と化学肥料ををたっぷりつかい、水も輸送費もたっぷり使ってもなおかつ他国よりずっと安い農作物を作ることができる。国内の需要よりずっと多く収穫できた農作物は、安いため優先的に海外で取引されるんだそうです。

通常より人手のかかるオーガニック農業に、さらに助成金もないとあっては、値段が高くなるのもしかたがないわけなのでした。うーんでも、もう少しエビデンスがほしい気もします。